- 100円ショップのガイド付きの2穴パンチをレビュー
- その2穴パンチ用のアニメ用タップを自作
- 材料はコピー用紙、セロテープ、厚紙、あと任意でアルミテープ
最寄の100円ショップ(ダイソー以外)に2穴パンチが売っていました。もちろん価格は100円(税抜)。2穴パンチ自体は100均の定番商品でたいていはどこにでも売っている珍しいものではないのですが、なんとこちらはガイド付きでコレを使えばきれいに中心に穴を空けられるようになります。
そこで今回はこの2穴パンチ用にアニメ用タップを作ってみました。ちょうど100均で自作したLEDトレース台やちゃおのトレース台があるのでアニメ用の2穴タップを作ってみました。
え、さかなはアニメやるのかって?、ははっ別にアニメ用に限定しなくてもこちらはトレース用途には結構約に立つんですよ。
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100円ショップのガイド付き2穴パンチ
まずは2穴パンチのレビューパッケージにも書かれているとおり中心あわせにはあると便利な
「ガイド付き」の文字がきっちりと書かれている
ガイドのサイズはA4からA6(B4(縦)からB6)までと普通に使う分には問題のないバリエーション
肝心の使い勝手はそこそこで、パッケージにも書かれているとおり枚数は1度に10枚程度の貫通力なので大量に開けるにある程度の手間が必要になります。他穴の精度が少しだけわるく、ちょっとだけきちゃないというのもありますが、普通に使う分には何の問題もありません。
アニメ用タップとは
またアニメーションタップや単純にタップと略したり呼ばれ方はさまざま。上記のような形状をしたものですが、いったい何のための道具かといえば
上記のような作画用紙のタップ穴にはめ込んで固定するための道具です。これでトレース台で透かしながら動画を描いたり、ぱらぱらまんがの要領でめくって動きのチェックをしたりと
アニメーターなら必ず持ってるであろうものです。
ただ個人でやる場合はアニメ用の動画用紙が結構高く、大量に買っているとコストがかさみ
またコピー用紙などにタップ用の穴をあけられるタッピング機なるものがありますが、こちらは結構な価格がします
そこで一般的に事務用品として使われいる2穴パンチで代用して、2つ穴用のタップを自作するというわけです。アマチュアアニメだとわりと昔からやっていることですが、今回はさらになるべくお金をかけずに自作すると方針でやっていきましょう
自作アニメ用2穴タップの作り方
材料は最初にも言いましたが以下のとおり
- 厚紙(パッケージのやつでもなんでも)
- コピー用紙(紙の厚みにもよるがA4がベスト)
- 押しピン2個(100円ショップのもので十分)
- アルミテープ(任意【ただの飾り】)
材料はアルミテープ以外は一般の家庭にもたいていあるものだと思われます。アルミテープは自作LEDトレース台のときにも説明していますが100円ショップの台所用品のところにたいてい置いています。
道具としてはカッターにカッティングマット、セロテープに木工ボンドや瞬間接着剤などこちらも一般家庭にあると思われます。こちらもすべて100円ショップで手に入りますので足りないものは入手しておくのも手ですかね
コピー用紙にパンチ穴をあける
まずはコピー用紙にパンチ穴を空けます。今回はA4用紙を利用してます
パンチ穴まわりを適度な大きさにカッティング
そうしたらつぎはパンチ穴を空けた部分を適当に切り取ります。カッティングにはカッターとカッティングマットを利用しています。なおカッティングマットは100円ショップで入手したもので、このようにセンチ区切りでマス目があるタイプはキレイにカッティングがしやすくなるのであると結構便利です。
厚紙にパンチ穴のしるしをつける
次に厚紙をパンチ穴のコピー用紙と同じ大きさにカッティングして重ねます。今回の場合だと2cm幅
そうしたら上から鉛筆かなにかでパンチ穴のところをぬりつぶして厚紙に記しをつけます。なおコピー用紙のほうはもういりませんが、別にもうひとつ作るときに型紙になるのでとっておきましょう
厚紙に押しピンを差し込む
次に押しピンを2個用意
厚紙のパンチ穴のしるしの中心くらいに穴をあけます。なおここは多少ずれても大丈夫なのでだいたい目分量で問題ないです
ふたつの穴両方に穴をあけおえたら、そこに押しピンをぶすりと差し込みましょう
これは任意ですがその上からアルミテープを貼りこんでおきます。理由はなんか厚紙のままだとしょっぱいのでメタリックぽさをだしてちょっとでも高級感をと
もうひとつ押しピンの接着の意味があったりもしますが
短冊状にしたコピー用紙を押しピンの針に巻きつける
短冊状、というよりかんぜんに細長いひものようですが、それを押しピンに巻きつけていきます。
最初はセロテープで紙と針をくっつけるとうまく巻きつき、ぐっと締め付けながらなるべくきつきつに巻いていき間に木工ボンドで接着していくとうまくいきます。
紙の厚みにもよりますがA4の縦切り(29.7cm)の長さだと少し太くなりすぎてパンチ穴にうまくはまらないので、少し切り取ったくらいがちょうどいいかも。
なお今回のように短冊状に加工するときなどに、ペーパーカッターがあれば作業がかなり楽になります。
なお最後まで巻ききっても接着せずいったん紙のパンチ穴にちゃんとはまるかどうか確認しましょう。太すぎるようなら、少し紙を切り取りながら調整を、細すぎてもセロテープを上から巻いて補強すれば問題ないです。なお太すぎてしっかりと接着していると、巻いた紙がなかなかはがれず、最悪やりなおしになる可能性もあります。
一個目がちょうどよい太さで巻けたら、もう片方の紙を巻く前に、あらかじめ前の切り取った部分の長さ分切り取っておくと作業がはかどると思います。また巻き紙の切り取った不要な部分は次作るときの型紙になりますのでとっておいてもいいかもしれません
と言った具合で完成です。なお巻紙の太さはパンチ穴より気持ち少し太めのほうが、しっかりとハマって固定されてぐらぐらしにくくなります。
巻紙の高さをなるべく低くしたい(針の長さよりも短くしたい)場合は、あらかじめ押しピンの針をペンチで切り取って調整するか、押しピンを引き抜けるようにして仕上げに厚紙に巻き紙を瞬間接着材で固定してから引き抜けばいいです。
トレース用途に利用
一応アニメ用タップとなっていますが紙を固定すは、汚れてもいいように下書きやラフ画を安いコピー紙で書いておき、仕上げに原稿用紙などにトレースして清書するときなど
アニメ製作用途以外にイラストなどでもあったらあったで便利なのでおすすめしておきましょう。もちろん漫画用原稿用紙などはパンチ穴なんてあけられないと思いますが、そのへんも工夫しだいですかね
ということで今回はここまで。次はモノクロイラストを予定していますが、やるかどうかまでは不明です
ではまた次回。
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100円ショップのガイド付き2穴パンチとは、どこの100均ですか?
すみません、結構前に書いたものなので
記憶があいまいでよく覚えておりません。
ただ意味合いとしてはダイソー、セリア以外の
100円ショップに売っているありふれたもの
という意味合いで
特定の店でしか売られていない専用商品でないものと説明しているつもりです。
ということでワッツ、キャンドゥ、etc…
そのへんを探してみてはいかがでしょうか?