- ちゃおの豪華付録「究極まんが家セット」でアナログイラスト(白黒)を描いてみた
- コピー紙でラフを書きトレース台でオリジナル原稿用紙にトレース
- ペン入れはメインにボールペンを使用
- トーンを貼り付けて完成
みなさんこんにちわ、さかなみかんという何かです。前回にちゃお(定価570円)の特別付録にトレース台がついてくるというのでなんとなく紹介してみましたが、
今回はその豪華なふろくたちを利用してアナログイラスト(白黒)を描いちゃいましたのでそのメイキングめいた記事を書いていこうかと思います。
今回はあの漫画雑誌でもおなじみの2キャラをがんばって描いてみましたよ!
とか言えば探すひとがいるんでしょうか、なんのへんてつもないオリジナルキャラですね。ヘッダ画像にもチラチラでてくる彼女ともう一匹はえだまめ食べたいなぁと思ってたらなんかできてました
前回の記事:少女漫画雑誌「ちゃお」の” トレース台 ”などの付録「究極まんが家セット」
ラフを描く
まずは早速ペン入れ、なんてやると間違いなく残念な絵が完成するのでラフをがりがり描いていきます。さかなはいきなり原稿用紙には書かずにコピー用紙かなにか適当な紙を別にようして描きます。この段階で構図やポーズなどを決めてしまいます。
他の方のメイキングだとラフはさらっとかいて流しているので軽視しがちになりますが、実は一番大事な工程でもっとも時間をかけるのもラフだったりします。なにせこの段階でできばえでイラストのクオリティがほぼ決まってしまいますので、
なおこのとき使っているのは別のシャープペンの記事でも紹介した2mmシャープペンシルに芯ホルダーのHの芯を入れたものとペン消しゴムです。
固い芯を使っている理由は単純に消しゴムで消しやすいという理由で、ラフで修正を加えながらディテールを整えていくのにはなにかと便利だからです。
関連記事:100円ショップのいろんな太さのシャープペンと芯集めました
である程度形が固まったら濃い芯(2Bくらい)のシャーペンで線をだいたいでいいから描いていき、ある程度書き込めたら完了です。
トレース台を利用して原稿用紙に下書き
ラフが固まったらいよいよ原稿用紙に清書していきます。コピー用紙の上に原稿用紙を被せて、トレース台を使って原稿用紙に下書きを描いていきます。
この段階でペン入れを始めてもいいですが、原稿用紙が非常に小さくやりにくそうだったので、今回は慎重にやっていきました。
なおトレース台はちゃおのトレース台を…と思ったけど小さくで使いづらかったので100均の自作トレース台を利用
関連:100均で電池不要なLEDトレース台(USB電源式)を作ってみた
トレースが終わったら最後に納得がいくまで手直しをします。
ペン入れ
ではいよいよペン入れです。漫画の清書といえば付けペンを使うのがセオリーですが、今回はあえて画材ではない普通のボールペンをメインにしてペン入れをしていきましょう。
ペン入れに使用した画材は以下の通り
- パイロット ハイテクC・0.3・クロ P-LH-20C3-B
- 三菱鉛筆 ゲルボールペン ユニボールシグノ 極細0.38mmボール UM-151 黒 24
- おなじく 三菱鉛筆 シグノビット 0.18mm(販売未確認)
- 普通の修正ペン(ZEBRA KESTICK 1.0mm)【こちらも未確認】
と見事にボールペンオンリーになりました。おもにメインのHI-TEC-Cの0.3mmの黒ボールペンで主線を描いていき、細かい線のところはsignoの0.18mmの超極細を、
全体が仕上がってきたら、最後にSIGNO 0.38mmを使ってキャラクターのアウトラインをなぞって太くしたら完了。あと修正ペンは目の光沢をだすのに使ってます
基本的には推奨はしませんが、漫画用にボールペンを使うのなら今回使っているハイテクCとシグノの2種類がおすすめです。なおシグノの0.18はもう売られていない可能せいがありますので極細は0.28で代用してみるといいでしょうか。
ただ超極細タイプは細いほどインクがかすれてでにくくなる傾向があるので、あくまで補助的に利用するのが理想的です。
トーンを張る
仕上げにトーンを貼って終わりとしましょう
なぜだかちゃおの付録のアミトーンだけが見つからない(行方不明)のでデリータースクリーンのアミトーンで代用しましょう。スクリーントーンは他の記事でも何回か説明していますが柄や背景などが印刷されている半透明なフィルムのシールのことです
で今回使用するアミトーンというのはこのようにドットが等間隔でぎっしりと印刷されたものです。このように近くでみると点の集合ですが、離れてみるとグレーに見えます。目の錯覚を利用したものですね。
ダイソーのデザインナイフ
スクリーントーンを貼る道具としてデザインナイフを利用します。こちらは後述するトーンを切り取ったり削ったりするのにつかいます。今回はダイソーに100円で売っていたのでこちらを
なお別売りで替え刃もあります
トーンの貼り方
まずは適当な大きさにきったスクリーントーンを貼り付けたいばしょにおおまかでいいので貼り付けます。このときはかるく貼る程度でいいです。
そうしたら不要な部分を切り取るようにカットして
剥がしてしていきましょう。一気にやらないですこしずつやったほうが失敗しなくていいです。
うん、いい感じになったね。あとは飾り類を適当に散りばめて終わりとしましょうか
おためしにはいいかも
というわけで完成になります。ひととおり描いてみた感想は入門にはいいんじゃないでしょうかね。もちろん実際の漫画原稿用紙はB4とはるかに大きくてペン入れにはGペンや丸ペンなどの付けペンを利用したりするんですが、
気軽にひとおおりの描き方をおためしできるので、本当にまったくモノクロイラスト描いたことない初心者の人とかが最初に触れてみるのには最適じゃないかと。ご覧の通り570円でこれくらいのことはできますよ
え、おまえ原稿用紙以外ほとんどちゃおの付録使ってないだろって?
ということで今回はここまで。なおアナログイラストは苦手なので今後こういった系統の記事を書く可能性は薄いです。
ではまた次回
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