100均のLEDトレース台(自作)を改良してみる

  • 前回作成したLEDトレース台を改良してみる
  • 100円ショップのLEDライトからLED電球を抜き出す
  • LED交換可能なソケットの作成
  • USBの配線(ハンダ付けあり)
  • 光の拡散方法いろいろ

 前回に100均縛りで簡単に、しかも1000円以内でLEDトレース台を作ってみました。前回のものでも使えますが、個人的にはちょっと物足りない部分もあったりなかったり。

そ こでここからさらに改良を加えていき使い勝手を向上させていこうかというプラスアルファな記事となっています。なお今回も簡単な工作を心がけてはいます が、前回よりも少しばかりむずかしくなっていますのでそれでも興味のある方はご覧ください。そして興味がなくてもご覧ください

なおこちらは改良したものをさらに改良した改修記事となっております。

あと自分もこの自作をやってみようと思う場合は自己責任が基本原則ですのであしらからず。また今回は一部で半田付けをおこなっています、そのときに利用されるハンダゴテはとても高温でやけど、もしくは火災の危険性があり注意が必用です。

 関連記事:100円で買える!ガイド付き2穴パンチで自作アニメ用タップ(トレース用)

LEDトレース台のライトを明るくする

前回からの問題点のひとつはずばりちょっと明るさが足りない。まずはこれに尽きます。それならまわりを暗くすれば大丈夫、なんですがそれだとバッテリー式のLEDとさして変わらないような気もしますのでここではちょっぴりパワーアップさせてみましょうか。

5LEDライトを用意

ま ずは100円ショップにあるLEDライトを用意。こちらはキャン・ドゥだったかな、とりあえず100円ショップにはよく置かれているものです。ここで 大事なのは9LEDライトではなくこのタイプを選ぶこと、数のうえでは損をしたような感じがしますが、実際改造しやすさに差があります。

なお今回は4本用意して計20個LEDが必用です

中のLEDを取り出す

では中身を空けてマイナスドライバを後ろの隙間につっこんで、黒い部品をてこの原理でこじあけます

とりだしたら今度はライトがつく側にぐっとおしこんで中身をとりだし

ペンチを使ってからまってるLEDの針金の足の部分をほどき

LEDの部品をとりだします。個人的にはこれが一番LEDを抜き出しやすく数も多いライトですかね

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あとLEDの電極の向きは覚えておきましょう。LEDはアノードからカソードに流れる性質があり流れる反対からは流せません。場合によってははそのまま破損することがありますので注意です。まぁ今回のように5Vを少し流したくらいでは壊れないとは思いますが

 極性の見分けかたは足の向きが長いほうが+で短い、などと覚えておくといいはずだったんですが今回に限っては逆になってるようです。というわけで中身の角ばった形を良く覚えておきましょう。LEDの構造上これは全部一緒なのでこれが確実な方法です

お手軽にLEDが交換できるLEDソケットの作成

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  次に上の画像のようなものを作ります。上はなんなのかと言えばLEDを設置して光らせるようにする蛍光灯でいうところのソケットのようなものです。なお LEDが横向きになっているのはチャオのトレース台の中身を見てみるとわかりますが、そのほうが距離が稼げて光を拡散できるからです。

関連:少女漫画雑誌「ちゃお」の” トレース台 ”などの付録「究極まんが家セット」

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関連:ダイソーで200円のUSB充電ACアダプター

本来ならLEDを光らせるためにはハンダゴテを握ってケーブルを配線したりといろいろと本格的な電子工作めいたことをしなくてはなりませんでしたが、こちらはそういった面倒なことをなるべくせずに、身近なものでなるべく簡単にできるようにしたものです。

材料も一部を除き手軽に入手できるものですので、できそうだと思ったらやってみるのも手かもしれません。

主な材料

ダブルクリップ

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自作ソケット製作の要にして今回の工作の難易度を大幅に下げてくれた功労者です。上記のものはダイソーに売っている一番小さくて数が一番多いものを選びました。基本的に挟めればなんでもいいですが、上記のタイプがもっとも相性がいいです。

電気系統の接続部に挟み込んで固定するのに利用します。なお電子部品に圧着端子というものがありますが今回のこれは似た系統のものになるでしょうか

アルミテープ

前回のものをそのまま利用するといいです。アルミは通電(電気の通り道)するので電気回路の一部として利用します。なおアルミのテープが必要なのであってアルミに似た材質だと意味がないので注意です。

どうしても用意できないのあならアルミホイルと両面テープで代用するのも手ですが手間が少し増えます

厚紙(プラスチックフィルムでも可)

ティッシュなどの箱のパッケージでもなんでもいいので厚紙を用意します。大きさとしては今回作ろうとしているトレース台にあったもの選んでください。なお他に透明のプラスチックのパッケージとかもありです。注意するべき点は電気を通さないもの(絶縁体)であることです。

LED

 最初にLEDライトから分解したものを使います。厳密には5mmで白色の超輝度LEDであれば問題はないでしょう。今回は前述どおり20個ほど必用です

抵抗

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100Ωの抵抗がLEDの数だけ必用です(USB電源で今回はLED20個使うので抵抗も同じ20個必要)。別にどっちでもかまいませんがちょっとでも安全にいきたいなら5.1Ωをちょっとでも明るくしたいなら4.7オームを選ぶといいです。

なお使用するLEDの個数われば(増えても減っても)必用な抵抗の数値わってきます。詳しく次の記事で解説してますのでそちらも読んでね。

 100均縛りでいろいろと頑張ってはみましたが、これだけは最寄の一般的な店での調達は困難なようです。基本的には電子部品屋か場合によってはホームセンターに売っていることがあるかもしれません。

さかながおすすめする入手経路は共立エレショップ秋月電子の二つ。

共立エレショップなら例えばこちらを余分に40本ほど発注して定形外郵便で送ると安く済みます。

秋月電子ならこちらのように100本100円と大量に発注できますが送料が500円(確認当時)ほどかかるので高くつきます。ただし他に白色LED拡散キャップなど特殊な部品を安く大量に仕入れられるのでまとめて発注するのには向いています。

LED拡散キャップとLEDはこちらでも取り付けて試してみたので、次の記事で見て判断するのもいいかもしれません。

作り方

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 では作っていきましょう厚紙を細長い短冊状にカットしていきます。このときカッターナイフと定規を使いますが、自画像のようなメモリ付きのカッティングシートがあればやりやすくなります。なおカッティングシートは100円ショップで入手したもの

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今回は1センチ四方で8本きります。ソケット1つに4本の短冊が必要で、今回は書類ケースに上下に設置するためのソケットが2つ必要なので合計8本となっています。

なお厚紙はちゃおの付録のパッケージがちょうどいい大きさだったので利用しています。

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 切りおわったら、アルミテープを厚紙と同じ大きさに切ったものを6つ用意して、短冊状のパッケージの表(プリントされてるほう)にアルミテープはりつけます。このときアルミテープの裏地をいっきにはがすのではなく

少し剥がしてから貼り付けて、厚紙ときっちりと合うようにあわせてから裏地を横から滑らすように剥がすと失敗せずに張り付けられると思います

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最終的にはアルミテープが貼られた短冊が6本、なにもない厚紙が2本になっていれば問題ないです

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短冊を用意できたらアルミのついている短冊を上の画像のように切りわけていきます。切り分ける数はLEDの数だけの20個(ソケット2個分)、長さは短冊を均等にわけて(今回は10等分を2)少し短くなるくらいがベストです

要は全部ならべても隙間があくような大きさにするってことです

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別のアルミを貼った厚紙の上に一定間隔で両面テープをはりつけます。さかなは等間隔に張れるように先にペンでしるしをつけてから貼りました

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さっき切り出した紙が両面テープの端になるようにして貼り付けて、抵抗の針金を画像のようになるように折り曲げてカットして間に挟みこむようにします。

なお紙の向きはどちらもアルミの見える上向きになるようにして、抵抗の針金が左右それぞれのアルミ面に接触するようにしてください

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それも終わったらさきほどつくった抵抗付きの短冊、なにもついてない短冊、アルミのついた短冊と重ねてその間にLEDを抵抗の挟み込んだ場所からは反対に挟み込んで

抵抗が隠れるようにしてクリップで挟んでいきます。まぁ正直言葉では説明しにくいので上の図を参考にしてください。補足説明して断面図の薄いねずみ色がアルミの面をあらわしていて、抵抗がついた側がアノード(+)になります。

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なお抵抗は外れやすいので、落とさないように一個ずつ慎重にLEDを取り付けていってください。まぁ外れて落としてしまっても取り付けとりつければいいですが。

最初のほうははずれやすいですがクリップで挟んでいくといい具合に圧迫されていくので作業はやりやすくなってくると思います。

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+(アノード)側の厚紙にしるし

終わったら一目で極性が分かるようにしるしをつけておきましょう。

 

USBの配線

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USBにソケットをつなぐための簡単な配線をおこないます。前回使ったUSBライトをそのまま利用しているのなら、配線は変わっていなければ、vcc5V(+)グラウンド(GND【接地】)(-)になります。

なおUSBの配線は上記のように上向きにした状態だと左端GND右端VCC5Vになるので覚えておくといいでしょう

はんだづけ

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 ケーブルの先端についていたをLEDやら抵抗やらをすべてはずして皮を剥き、抵抗の針金の部分を切り取ってとりつけます。

その際取り外しにははんだを溶かすのに、接着にはハンダづけが必用なので

  • はんだごて
  • はんだ(ヤニ入りでもなんでも)
  • ハンダコテ代
  • ぬらしたスポンジ
  • 電線の皮をむくための工具(ハサミやニッパーで代用可)
  • 押さえるためのピンセット(高熱でも溶けず熱が伝わりにくいステンレス製)

と電子工作に必用な工具がほぼ一式必要になります。

なお最近だとスポンジ以外はすべてダイソーで入手できるのでこの機会に電子工作デビューしてみるというのも、なおスポンジは耐熱皿(ステンレスでもなんでも)にティッシュや雑巾を塗らしても代用可能です。

 あとはんだごてはとても高温なのでやけどや場合によっては火災になったりもするので扱いには十分に注意すること

本当のところハンダは不要にしたかったんだけど、ハンダを使わないほうが難易度が跳ね上がっちゃうのでしかたないね

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USBの配線が終わったらUSB側のケーブルの針金の部分を取り付けて、LEDや抵抗と同じ要領でクリップで挟んでやります

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 さいごにダイソーのUSBACアダプターに繋げてLEDが点灯していれば完了です。このとき点灯しないものがあれば電源を落としてからLEDの電極の向きを間違えていないか、ちゃんと通電しているのかを確認しながら調整します。

このとき配線を間違えてもたいてい点灯しなくなるだけで燃えたり爆発したりはしないので心配しなくても大丈夫です。

なお上下二つのソケットが必用なのでUSBも二つ分作る必要があります

ツインチャージャーの位置の変更

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ツインチャージャーの位置はケース横の真ん中ぐらいにするとちょうどソケットを上下に配置できるのでよさげです。

土台の補強

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 前回にも言ったとおり書類ケースがパコパコしてて描きにくいので補強していきます。まずはケースの上蓋を四隅を割りばしで囲むように設置して木のフレームを作ります。これでぺこぺこ感はなくりだいぶましになります。

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そして前回の下敷きだけでは不十分だったので今度はPP(プラスチック)シートを上に被せて両面テープで固定します。さらにこちらは半透明カラーなので光の拡散も期待できます。

た だこちらかなりペラペラしてて曲がりやすい材質のためか補強目的だとあんまり効果は期待できません。数枚に重ねることである程度補強することはできます が、それでも知れています。やはり厚手のアクリル板かガラス板が最適かと思われますが、どちらも最寄の100円ショップにありませんでした。しかたn(以 下略

まぁこれだけでもかなりましになります

LED本体をヤスリで削り拡散性をあげる

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 結構強引な方法なんですがこのように背の高いタイプのLEDなら先端を削り、全体の表面を白くなるまで軽くヤスリがけすれば少し光の拡散性を上げることができます。

なおこれは地味に手間のかかる作業なので、時間をかけたくないというのであればLED拡散キャップなんてものがありますのでそちらを買ったほうが幸せになれるかもしれません。次の記事で実際に注文して、ためしているので興味があればそちらもみてね。

性能的にはほぼ問題なし

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100均制自作LEDトレース台まとめ

  • 安価で作れるLEDトレース台
  • サイズは大きめのA4サイズ
  • USB電源を利用して電池不要(コンセント利用可)
  • 100円ショップで買えるもののみを使用
  • 難しいことはせず、なるべく簡単に(要はんだ付け)
  • 修理しやすくパーツが交換しやすいエコ設計
  • 予算は1000円以内(税込)

と いうわけで完成です。使い勝手は最初のものと比べる明るさがだいぶ改善されて、使い勝手もだいぶ向上したように思えます(実用的にほぼ問題ない)。代わり に予算が1000円以内だと厳しくなったことと最初と比べるとだいぶ構造も違う別物になりました。工作の難易度が少し上がってしまったなどいろいろありますが

次の記事:続・100均のLEDトレース台(自作)を改良してみる(完結)

ということで今回はここまでに

ではまた次回


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さかなみかん
このブログの管理人です。今はYoutubeでゆっくり実況とかをやっております。 ※主にインディーズゲーがメイン(今のところ)--- さけSpuSpuJP=さかなみかん=じゃんがりあん、 たまにイカプレイにもふけってるけど動画にするかは不明

100均のLEDトレース台(自作)を改良してみる」への1件のフィードバック

  1. けーすけ

    すごい力作なんだけど、電気の専門家として一言。
    LEDの頭を削るのはダメです。
    削る際の静電気で、LEDが死んでしまう事が良くありますから。
    それなら、メンディングテープを張り付けたほうが良いかもしれません。
    それと、電極の形で極性(アノード、カソード)を判断する方法も間違いです。
    メーカーによる違い、同じメーカーの同一製品でも、製造時期による違いが
    あります。結局のところ、電気を流してみて点灯するかどうかで判断するのが
    一番確実です。

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